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夜の山路を一台の車が走っていく
ガチャ、バタン車のドアをあげる音が夜の山に響く
ザワザワと風で木のざわめきが聞こえる
『さあレオン灯台までもう少しだよ♪』
真治が楽しそうにはしゃぐ
【そんなにはしゃいで気よつけろよι】
レオンはやれやれと言った感じでコンビニ袋を片手に歩く
山路を歩いていくと海の見える崖がある所にでる
『さて発電機動かしさないと暗いからな』
真治はそお言って灯台の小さな小屋に入り発電機のスターターを回す
ブゥオン、ブゥオン、ブォー・・・
エンジンがかかり電流計がふれる
カチ
真治がスイッチを入れると小屋に灯りがともる
【よいしょ】
レオンがコンビニ袋をテーブルにおく
『さあて、さっそく食事にしよっか』
そお言って真治はコンビニ袋を持って階段を登る
【わざわざ上で食べるのかι】
レオンは苦笑いしながら真治の後に続く
ギィーと扉をあけ灯台の手すりのあるおどりばにでる
ヒュ~と潮風が頬をなでる
二人は腰をおろしコンビニ袋からおにぎりとサンドイッチをとりだす
『いっただっきま~す♪』
真治がおにぎりにかぶりつく
【いただいます】
レオンもサンドイッチにかぶりつく
『ここは星がよくみえていいだろ』
自慢げに真治が言う
【あぁとてもきれいだな、風も心地いい】
レオンがうなずきながら言う
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