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5分ほどショート乱打をしたあとバックラインまで下がってこんどはロブで乱打をする
『レオン今度はボールを下から擦りあげる感じで打ってみて』
真治が先にレオンに向かってロブを打つ
【下からか?】
レオンは真治の言うようにラケットを少し下から振り上げる
ボールはドライブがかかり一定の高さまであがると重力によりコートに向かって落ちていく
ボールはきれいにコートの中へ
互いに相手のコートに向かってボールを打つ
『レオンやっぱり運動神経いいね』
真治がロブを打ちながらレオンに言う
【よっと♪、そうか?】
レオンは軽々とボールを打っている
彼はやはりセンスの固まりなのか?
ロブを打っていた二人だんだんとなれてきたのでそろそろストロークを打ち合う
『今度はラケットを垂直にふってボールを打ちおわる時にラケットをかぶせる感じで打ってみて』
レオンが真治に言われるとおりに打ってみる
【よっ♪】
パコンっときれいな音とともにハイスピードでボールが真治に向かってとんでいく
『Σうわぁι』
ボールは真治の足もとに落ちそのままのスピードで真治の後ろの壁にあたる
『なんだいまのι
軟式のたまの速さじゃねえだろ?』
レオンが打つストロークはまさに凶器とかす
【打ち返さないのか?】
レオンが不思議そうにきく
『いや、危ないしι』
真治はレオンの力に恐怖を覚えた
『まぁ、芯で打てばあんまり力入れなくても打ち返せるしなι』
真治はそお言ってレオンに向かってボールをうつ
【おら!!!】
レオンがいきなり力を入れてストロークを打つ
『やるなι』
真治は腕の力だけでなく体をしならせて、足から腰、腰から腕と力を体全体を使う事で増幅させて打つ
腕だけには限界があるが腰のひねりを加える事で格段に増幅する事が出来る
二人がテニスに熱中している間、となりのコートから歓声がしている事に二人はきずいていない・・・
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