~晩餐~

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【真治は酒が好きだなι】 そお言ってレオンは真治からグラスをうけとる レオンが一口飲んでみる。 口の中にお酒独特の味が広がる 喉に熱をおびて焼けそうになる 【Σおい真治、この酒きつくないかι】 レオンが喉を押さえながらいう 『これは昨日のんだチューハイと違って度数が高いからな』 真治が窓から夜空をみながら酒をチビチビと飲む 【よくこんなの飲むなι】 レオンもチビチビ酒を飲み真治の横にたつ 『今夜も星がきれいだな』 真治がグラスを揺らす 【あぁそうだな】 レオンが真治の腰に腕をまわして体を引き寄せる 【大好きだ真治】 レオンがそお言って真治の肩に顔をのせる 『俺もレオンの事大好きだ』 そお言ってレオンに抱きつく 『あっそうだ』 真治が買い物袋の中からマタタビを持ってきた 【なんだそれ?】 レオンが真治の持ってきたマタタビに興味しんしんである そしてそれが真治のいたずら心に火をつけた 『これはお酒に入れたら香りがますのさ』 そお言って真治がレオンの酒の中にマタタビをふりまく 【ありがとう】 レオンがグラスをまわしてかきまぜ酒をのんでみる 【おっなんかしたざわりが良くなってきた。真治御代わりくれ♪】レオンが真治に御代わりをねだる 『そんなに気に入ったのか、ならもっとやるよ』 そお言って真治はレオンのグラスに酒をたし残っていたマタタビを全部グラスにいれた 【うまいなこの粉♪】 レオンの顔がだんだんと赤くなり体が熱をおびてきた 『レオン酔ったんじゃないι。獅子っていちよネコ科だからマタタビきくんだな~。かわいいぜレオン』 真治がニヤニヤしながらレオンから離れ窓をあげる 窓からは夜風がカーテンを揺らしながら部屋へと吹き込む 『気持ちいいな~』 真治もだんだんと酔ってきていた 窓から吹き込む夜風が真治の体を優しく包む 真治が窓から月明かりに照らされながら涼んでいるとパリンとガラスの破れる音に真治がビックリして音のした方をみる 『Σ大丈夫かレオン?!』 そこには壁にもたれかかってふらふらしているレオンがいた さっきの音はグラスを落として破った音だった レオンは完全に出来上がっていた・・・
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