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ライオンは目をゆっくりとあけ、周りをキョロキョロしたあと真治を見つめた
ライオンの目は黄色でとても透き通っている『きれいな目だな』
真治はライオンの目を見つめていた
するといきなりライオンのお腹がなった
【グゥ~】
『お前かわいいな(爆)』
真治はいきなりの事でつい吹き出してしまった
『どうしよ、いま食べ物何もないしな~ι』考えたうえでた結論は・・・
『よし、アパートにつれて帰るか♪でも暴れたらどうしよι』
考えてもしかたないので結局つれて帰る事にした
しかし帰るのがまた大変だった
車にライオンなんてのせてるのがわかったら警察ざたになる
幸い外は日が沈んでいたので暗くて車の中は見えなくなっていたためなんとか無事にアパートの駐車場まで帰ってこれた
『さてとあとはコイツを部屋につれていくだけだが、いきなり噛みつきませんように』
真治はゆっくりとライオンの顔に手をちかずける
【ガフゥ~】
ライオンは小さく喉を鳴らした
真治はライオンと目線を合わせながらゆっくり手を伸ばした
ライオンは真治の手を警戒しながら手の動きをみつめた
『大丈夫、何もしないから』
真治は優しくそう言いながらライオンの鬣を優しくなでた
ライオンの鬣はふわふわとしていてサラサラだてた
真治が頭をなでてやるとライオンは目を細めて気持ちよさそうにしている
『よし!それじゃあ俺の部屋に行こうか』
真治はそう言ってライオンを車からおろす
真治の部屋はアパート一階のいちばん左の所である
ガチャ、鍵をあけて真治はライオンを部屋の中につれていく
『なんとか無事に帰ってこれたなι』
真治は部屋につくなりソファーに腰掛けながら言った
予想以上に気を使ったためかなり疲れた
【グゥルル】
ライオンはまた喉を鳴らしながら真治の足もとに寄ってきて顔を真治にこすりつけてきた
『そうだお前腹減ってたんだよな』
真治はライオンを部屋につれて帰る事にきんとられていてすっかり忘れていた
『何か作ってやるよ♪ちょっと待ってろよ』真治はそう言って冷蔵庫の中の物を確認する
『卵、豆腐、豚肉、バター、チーズ、牛乳、トマト、レタス、しいたけ、あと冷凍食品か?ライオンって肉食だから肉メインの物がいいよな?』
真治はいまある材料で何かつくれないか考えてみる
『何がいいかな~?簡単なしょうが焼きにしよ♪』
真治はそう言ってフライパンをあたためはじめた
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