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『で? 結局何なわけ』
俺は杏里をリビングへと案内し、お茶を出した。
お茶といっても普通の麦茶。紅茶とかそんな洒落たもんじゃない。
まぁ俺が紅茶を嫌いということもあるが………
『ありがとうございます!』
杏里は満面の笑みでお茶を受け取ると口に持って行き、何口か飲んだ。
俺はそんな杏里の目の前に座ると大きめなバックを見て、杏里を見た。
『はいっ! 今日からお世話になります峰 杏里です!! よろしk……』
『ストップ、ストップ………お世話ってどういうこと?』
『あれ? 鳳 夜さんですよね??』
『ああ』
それは間違いない。俺が鳳 夜であることは俺が一番よく知っている。
杏里は『おかしいなぁ……』と可愛らしく首を傾げる。
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