死神

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  俺は不安を覚え手術室のドアに手を置いた いや 置けなかった すぅっ 扉に触れず通り抜けた 俺は驚きのあまり声も出せずにいた 横にいる貴仁を見るが俯き、言葉を発することはない 貴仁は手術室の前に有った椅子に腰かける 「おい、どうしたんだよ」 その問いに答えること無く30分ほど過ぎた頃だった ブゥゥゥゥン 手術室の扉から医者らしき男が出てきた 「……先生!!満は!?」  
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