過去

10/41
前へ
/41ページ
次へ
さてと!高校一つ目の一大イベントと言えば、クラス分け。 中学からの知り合いの子と、それから…できれば立川秀と同じクラスになりますように。 1-1には名前なしっ。 1-2にも…名前なし。 1-3…名前、ないな。 1-4、これまたなし。 1-5… 1.安藤 夏美 2.伊藤 裕也 3 4 5 … … … … 18.高橋 壱羽 19.立川 秀 『あった!』 あれ?誰かと被った。 ん?後ろから… 確か前にもこの場所で、同じセリフ被ったよな。 デジャヴューっ!! そんなことを思いながら振り返ると、予想通りの人がいた。 『また被った!』 『あ、また!』 『そこまで被るかぁ!?』 『あはは!』 ここまで被るともう笑いが止まらない。 「あぁ、おっかしい。どこまで被るんだろな。俺ら。」 「あはは、本当に。」 「クラスも被ってるぞ!」 「うん、出席番号前後だし。」 こういうの…柄じゃないけど、運命感じる部分あるな…てゆうか、感じてる。 こういうことには、女の方が敏感だから、立川秀はなんとも思ってないんだろうけど… 「なぁ?こういうの運命感じねぇ?」
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加