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「え?」 「えっと、何て言うんだろうな…合格発表でたまたま発言被って、知り合って、で、入学式でもまた発言被って再会して、同じクラスの出席番号もお隣さんって…」 立川秀も私と同じこと考えてたんだ…。 「うん…私も同じこと考えてた。」 「なんだ。発言だけじゃなくて、思考回路も同じかよっ!」 「あはは。だね!」 この時から私はきっと、恋に落ちていた。 いや、もしかしたら出会った頃からかもしれない。 秀は五年経った今も、私の心を捕らえて、決して離してはくれないんだよ…。 「さて、教室に向かいますか?」 「そうだねっ。」 入学してから、運動会、文化祭、修学旅行と巡る季節の中、私達は幾度となく友達として一緒に過ごした。 時々、友達っていうポジションがなんだかもどかしくて、もどかしくて…告白も考えた。だけど、友達っていうポジションを失いたくはなくて…って、自分どっちだよっ!ってツッコミを自分自身に入れたりもした。 なんだかんだ、気づけば、もうすぐ春。 私の高校一年生も、もう終わりが近づいた、三月の始めのこと。 もう、それは突然で…
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