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「だいちゃん」
「…なんだ、はげか」
肩を軽く叩くと音楽を聴きながらこちらを向きイヤホンを取り嫌そうに顔を歪めた
それって…恋人にする態度か?
「俺暇なんだけど」
しかも俺の家で音楽を聴くのに夢中
「…はぁ」
なぜかだいちゃんは溜め息をつき、電源を切ってプレイヤーを鞄にしまった
「いのちゃんだって、俺を暇にさせてる」
ブスッとした顔で俺を見てそう言った
「いつしたんだよ?」
「いつもだよ!」
クワッと牙をむくように言うから考えてみるも、やはりわからない
だいちゃんはわかってよという目で訴えてくるけど全く検討もつかない
「いのちゃん…っ」
悲しそうな目で見られ抱きしめると「ばか」と小さな小さな声で言われ謝る
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