郵便局

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駐車場を後にし、近くのコンビニの駐車場に車を移動し、封を切った。 概ね同じ内容であった。 家に置いておくと、見つかる可能性がある。 車のコンソールにしまい、鍵をかけた。 "これでやっと、一段落したな。" 明日には、弁護士に慰謝料及び養育費の放棄を伝えれば、完璧だと思うと、ホットした気持ちになった。 実際、親に分かってしまうのか? そう思うと、気が気でない自分が居たのだった。 もし、この事が父にバレれば怒られるだけでなく、兄や義姉の手前勘当になるかもしれない。 子供を抱え、生活する自信もなかったのだ。
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