命の名のもとに

第一章財前講師時代

財前はバイパス手術について話している。食道癌はこうして出来るのだよ。

財前「君たち研修医になりたいのなら今からテストするそこの君、立ちたまえ」

学生「はい！」

財前「この食道から腸へ入って来る植物性たんぱく質は」
学生「米類」

財前「正解高校時習ったはずだ。」

第一外科助教授室東「今日の講習見せてもらったよ(笑)素晴らしいじゃないか」

東「バイパスな(笑)」

財前講師「私に何かでこざいますか」
東「気にいったよ」

財前講師「次のオペでございますが・・・」

東「オペは気にいらんよ」

財前「なにが気にいらないのでごさいませんか」

東「君の喋り口調が気にいらんよ」
財前「私は東先生を絶大に感謝しています」

東「私に君の言う通りにしないよ、ましてやあの講習で助教授など」

財前「失礼しました。」
高級寿司屋
鵜飼医学部長「財前君、君のオペは素晴しかったよ」
楠医学部学会理事「君のオペはバイパス手術の事か？」

財前「東先生には逆らえません」

鵜飼医学部長「推薦に加えてやっても良いんだよ」

と小言で

財前「東先生鵜飼先生の下お従えしたくと思います。」

楠「あのお堅い東はんを助教授にしたのは誰」

鵜飼「私何だよ実は」
小言で

楠「今の教授は山村やそう言う事は山村は東はんの事を信頼してはる」
鵜飼「あの山村先生も老いぼれですよ」