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3章 準備
「いってらっしゃい!」
「稀兼、宿題とかちゃんとやっておきなさいよ?また去年みたいにならないように」
そう言いながら稀兼の母親は仕事に行った。
「……よっしゃ!!今から冒険の準備をするぜ!…えっとまずは、食料だ!食料は、じゃがりこと、ポテチと…」
彼は遠足にでも行くのか…
「あと、武器!!近距離用武器は」
そう言って部屋の引き出しから取り出したのは美術の時などに使う彫刻刀だった、
「遠距離用武器は…」
去年の夏祭りで当たった景品のエアガンだった、一等の景品だったために、造りがしっかりしていて重い。
「あとライトと電池かぁ…これは買いに行くか」
稀兼は近くの100円ショップへ入った、
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