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「…Zzz」
手を握って、一定のリズムをとっていると聞こえてくる寝息
「寝た、かな？」
そう呟き、様子を窺う
熱のせいか、幾分かは苦しそうな表情はしているものの
比較的、穏やかな呼吸をしている
俺は寝顔を浮かべながら、最近は忙しさのあまり連絡がとれていなかったことを思い出していた
（最近…また寂しい思いをさせてたよな…）
「静香。風邪治ったら、デートしような？」
囁くように声に出した俺は、静香の手を握ったまま眠りについたのだった
―END―
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