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「あ、あのすいません、ここど――「アぁ?なんだてめぇ」
ギャース!!!
一般的にいわれる“関わっちゃイケナイお人”達に無謀にも声掛けちゃったよ!!
あ、着物着てる。
と、いうことはアレかなー
どっかの撮影現場?
やっぱり某江戸村だよねーうんうん。
「おい!こいつ見た事ねぇモン着てやがる、売れば相当な金になんじゃねぇのか!?」
と、目の前の悪そうな人は、そう言って私をじろじろと見てきた。
その人の背後から二人ほど、別の悪そうな人達がひょっこりと出てくる
え
ちょいストーップ
見たこと無いとかなんだかんだ言ってはるけど
これ普通のワンピースやで?
「まぁでもよぉ、身包み剥がした後の生身はいらねぇよなぁ?」
「ですねぇ」
しゅー、と悪そうな人達は、懐から何か長いものを引っ張り出した。
きらりと光るその細身の刃・・・って
ギャアアアアアアア!!!!
きらっ、キラッ、斬られるぅぅぅ・・・って落ち着け落ち着け
これはどこかの収録現場で、きっと夢だ、夢なんだよこれはっ!!
「へ、へっ、そんなの怖くねぇぞゴルァ!!」
相棒片手に笑ってみる。
うーん、キマってるね!
そして刀が私に向かって振り下ろされる。
とりあえずアレなんで私はふっ、と横に避けた。
はらり。
え
えっ?
し
シンケンデスカー!?
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