―蓮華―

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茂みから何かが出てきた。 「なにもの!?」 珊瑚が声を張り上げる 「あ…あれ…?」 かごめが異変に気づく 茂みから姿を現したのは 紛れもなく人間だった…。 「…っ、た、助けて下さい!!」 「どうしたの!!??」 「あんた、傷だらけじゃない!」 かごめと同い年くらいの女の子が傷だらけで茂みから出てきた。 「…ハァハァっよ、妖怪に襲われてっ…」 「妖怪!??、珊瑚ちゃんっ一旦うちに戻ろう!!」 「そうだね、今は武器ないから…あんたもきなよ!」 「あっはいッ…痛っ…」 女の子は足をくじいているみたいで、立てない。 「雲母!!」 「みゅう!」 珊瑚は雲母を呼ぶ。 雲母は、すぐに状況をつかみ変化した。 「のりなっ!皆も雲母に乗って!」 珊瑚は女の子と子供達を雲母に乗せた。 「かごめちゃん!行こう!!」 かごめ達は急いでその場を離れた。
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