sweet・忠義

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只今お昼休み。 僕は屋上にて 片手にヤスからかっぱらったおにぎり 片手にすばる君のお古のエロ本持って そのエロ本とにらめっこ中。 「えー…うわぁ‥//こんなことまで//」 えろーい…。 すばる君こんな本よく買えたなぁ…。 僕恥ずかしくって無理やわ。 すると 屋上の扉が開く音が聞こえた。 ガチャ… 「んーっ…。やっぱり屋上はいーなぁっ」 背伸びして 気持ちよさそうにそう言う僕の彼女。 僕は急いでエロ本を隠して 彼女の名を呼んだ。 「ゆらーっ」 「あ、たっちょんっ!待たせてごめんねっ」 そう言ってパタパタとこっちへ向かって来た。 ね、僕の彼女かわいーやろ? ゲットするまでに1年と2ヶ月かかったんやから。 周りに敵もわんさかおって。 今でもその敵からゆらを守るのに必死。 「全然大丈夫。委員大変やなぁ」 「でも楽しいよっ。あれ、そう言えばたっちょんって今日おにぎりだった?」 「んー?普通に弁当やけど早弁しちゃったからヤスからもらってきた」 「あははっ。よく食べるねっ。あたしのもあげるよ」 「うそやーんっ。ありがとう」 それからお弁当食べて なんてことない会話をするんが僕の楽しみ。 最大の癒し。 でも今日は ひとつ違ったことが起きた。
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