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キーンコーンカーンコーン
「はぁーあ…」
もうホンマ最悪。
ゆらと過ごせる貴重な休み時間が終わった。
まぁ自分のせいなんやけど…。
教室戻るか。
そして屋上を出ようとした時‥
ガチャ‥
「‥たっちょん‥」
「え‥ゆら…?」
屋上へ来たのはゆら。
ゆらはそのままズンズン歩いて来て
僕の腕を両手でぎゅっと掴んだ。
「行こ」
「え、行くってどこ―」
「決まってるでしょ、ホテル」
「あ~ホテルね…っては!?ちょ、ゆら!?」
ホテルってなに…?
ラブホのこと?
「はやくっ」
「いや、え…待って…」
ゆらに連れられ校舎を出る。
「おーい!大倉頑張れよぉー!」
2の窓からはすばる君がニヤニヤ笑いながら手を振る。
「…はっ、まさかすばる君ゆらに何か吹き込んだやろ!?」
「エロ本やってんから、感想聞かせーやぁ!」
そう言って
ピシャッと窓を閉めたすばる君。
あ…
ありえへん。
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