186人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
今日もまた
君の隣の席で作戦を練る。
"どうやったら君を困らせれるか"
あ、いいこと思いついた。
「はい、先生ー。その問題、内田さんが解けるそうです」
「えっ?あたしそんなこと言ってな―」
「そうかそうか。じゃあお願いしようかな」
先生がそう言って
美幸にチョークを差し出した。
「ちょっと、すばる最悪!」
こそっと
でもしかめっ面してそう言った美幸。
「ほら、行ってこいや(笑」
そう言うと
美幸は仕方なく前に出た。
「え~っと…分かりません…っ」
「ったく…。戻っていいぞ」
先生にそう言われた美幸は
恥ずかしそうにこっちへ向かって来た。
「もー!すばるのバカ!」
ほら見れた。
俺が好きなその困った顔。
こんなこと
毎日毎日楽しんでる
美幸に片想い中の俺。
最初のコメントを投稿しよう!