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ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
授業が終わると同時に
｢すばるなんか嫌い!｣
そう吐き捨てて美幸は友達と教室を出て行った。
｢お前、また美幸ちゃんに何かしたんか?｣
そう言い美幸と入れ違いに入って来たのは村上。
｢…えーやん、別に｣
｢ホンマすばるは不器用やな(笑｣
器用にできてたら…
苦労してないっちゅーねん‥。
｢‥俺、アホやから｣
｢美幸ちゃん、泣いてたんちゃうかな｣
｢え‥?｣
｢さっきすれ違ったんやけど‥っておい、すばる!?｣
俺は村上の話を最後まで聞かないうちに教室を飛び出した。
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