186人が本棚に入れています
本棚に追加
「ちょちょ!大丈夫!?」
その時走って来てくれたのが
章大だったんだよね。
「え…」
「どうしたん!?ケガ?」
なぜだか章大もすっごく焦ってた。
「いや…あの…っ。何でもないです」
「何でもないことないやろ?言うてみ?」
「…っ…女の子の…」
「女の子…?…っあ!!お腹、痛いん?」
「…はい…っ」
「もしかして君も受験生なん?僕、○○高校の受験生で…」
「あ…私…も‥」
「ホンマ!?ならちょうどええ。背中乗って!」
そう言って章大はしゃがんで私に背中を向けた。
「え‥でもっ‥」
「ほら!僕と一緒に行って、僕と一緒に合格しよう!」
章大は力強く私に笑いかけてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!