君は輝く…

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練習が終わってから、知秋は美歌を家まで送った。 帰る際も部員達から冷やかされたが、知秋はそ知らぬ振りで美歌を連れて帰った。 帰り道、美歌はサッカーの練習を見たことがよほど楽しかったのか、知秋と練習の話をしていた。 「知秋くんってさ、サッカーしてるときすっごく輝いてるよねよね!!楽しそうにしてたもん。」 美歌は、知秋に笑顔で言った。 「そうかなぁ…まぁ、やってて楽しいけどね」 知秋は照れながら、視線を少し右斜め上にして言った。 「あっ、家はここだから。送ってくれてありがとう。サッカー頑張ってね!!応援してるよ。それじゃあ」 自宅まで送ってもらった美歌は、知秋にお礼を言うと門を開けて入って行った。 美歌の後ろ姿をみながら、知秋は鼓動が早くなっていたのを感じた。 一方、門をくぐり邸へと向かう美歌の表情は今までの笑顔ではなく、何の感情も感じることのできないような表情だった…
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