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さくっさくっ…
朝日が照らす銀色の世界を、雪のように白く美しい少女が歩いている
この少女の名は一宮美歌(イチノミヤミカ)
華奢な体に桃色の着物とクリーム色のショールをまとい、美しいサラサラの長い黒髪をなびかせている。
雪のような白い肌に薄紅色の頬。澄んだ大きな瞳には、外の世界を景色を写し出している。
美歌は由緒ある一宮家の1人娘で、幼い頃からピアノや茶道・華道・社交ダンスをはじめ、色んな事をたしなんでいた。
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