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チャイムが鳴る。
2時間目は確か……
現代文。
退屈な時間、授業が始まる。
この世界が滅ぶというのに学校は休校にはならず、こうやって授業をしている。
世界が滅ぶかどうかは学校にとっては関係がないらしい。
「能天気な馬鹿共め……」
窓の外を見ながら俺はそう呟いた。
そして思い浮かべる。今朝の出来事を……。
神と名乗る男に出会い、悪魔とかいう化け物に襲われ、聖剣で戦った……。
たったそれだけのことだった。
わけのわからないことばかりだ。
だが、とても面倒な運命を背負わされたことだけはわかった。
「くそっ……。今度あったらただでは済まさないぞ……」
なんてことを空を見上げて呟く。
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