───始まり───

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仕方ないので付き合ってやることにした。 「当然だ。自分のことを他人に任せる気はないからな」 「だが、お前さんみたいな奴に悪魔の相手が出来るか?」 なんてことを言ってくる。 「お前もそんな嘘を信じるのか。下らない」 「嘘じゃない。本当だ。 もうじき悪魔が来る。現にお前さんの後ろに、ほら」 振り返るとそこには──── 化け物がいた。 「………っ!」 全速力で逃げる。当たり前だろ?あんな化け物に勝てるわけがない。 取り敢えず、周りに化け物がいないことを確認する。 「これで信じたろ?さぁ、どうする」 いつの間にか男が俺の目の前にいた。
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