───始まり───

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「お前……何者だ?」 と、男に尋ねる。 「命の恩人に対してその態度はないんじゃない? 騎士(ナイト)君」 「何故俺の名前を……」 「そりゃあ、俺が神だからさ」 「はっ、つくならもっとましな嘘をつくんだな」 「お前さんがどう思おうとお前さんの勝手だ。 それより、その聖剣はやるよ。頑張って悪魔と戦うんだな」 そう言うと男は姿を消した。 「ちっ、勝手なことを……」 だが、まぁいい……。と思いながら元の道を行く。 ふと時計に目をやると…… 09:00。完全に遅刻だった。 「くそっ」 悪態をつき、俺はその場を後にした。
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