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斎藤先生から詳しい事情をケンタさんに話してもらった。
ケンタ
「お…俺…。俺が、けだもの姫本人に狙われてたんですか…!」
ケンタさん自身思いも寄らない事で愕然としていた。
斎藤
「安心しな。
罠を張ってたみてーだが、まさに手を出そうとした時に景富くんが気付いて動いたみてーだ。
実際、ギリギリだったな…。
あと二時間も遅れてたら霊障が出てたろうな…。
遭ったことねーが、残り香だけでもスンゲェやべー奴だな…。
でもまぁ、間に合った事に変わりねぇ。
これからサキさんが合流したら、俺が全員をお祓いしてやる。
ガンに反射を教えた俺だ。
俺のお祓いは、かなり効くぜ?👍😃」
斎藤先生は、その顔に似合わず神社の神主さま。
幼稚園は、神社の境内の一部を利用して営んでいる副業。
──悪霊みたいな顔して神主さまとは…
さすがのボクでも、思っても言えなかった。
斎藤
「ただな、お祓いしたからって安心すんなよ?
お前さんたちの周りを浄化しても、お前さんたち自身がレベルの低いことをしたら意味がねぇ。
怠けたり人道的に反した事したりな、雑に生きたらお祓いしていくら周りを浄化しても中身から汚されて崩れる。
お前さんたちを浄化しても、自分で汚しちゃぁ、何の意味も無くなる。
よく覚えとけ」
そして、微笑むと途端に人懐っこくなる斎藤先生が、励ますように言ってくれた。
斎藤
「それさえ守ってくれりゃぁ、もうケンタくんは心配ねぇ👍
そしたらジンくんは大丈夫だ👍お前さんの徳は落ちねーから戦力は一つ確保だ👍😃
ガンもサキさんも、俺がお祓いすりゃ問題ねぇ👍
景富くん、よくギリギリで気付いてくれたな😃
敵さんはピロさんの暴走期に合わせて来たんだ。
ピロさんが戦力外になんのは、初めから決まってたんだ。
それより、他の四人も狙われてたのに、四人全員が無事に戦力として活きてる。
ピロさんも師事する先生に守ってもらえる。
な?最高の布陣だろ?😃」
そうだ…。
悲観的になってる場合じゃない。
斎藤
「景富くん。お前さんだけは気力を早く戻さなきゃなんねぇ。
お祓いまで少し安心して休んでな。保健室に有るベッド使わせてやっからよ😃
大丈夫だ。最善の布陣で挑ませてやる。
迎撃すっぞ✨👍😃❗✨」
そんな、ボクの霊体験✨
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