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「おい、どうした!?」
「さ…さっき子供の笑い声しなかったか?」
「なに……?」
すると、また電話越しから……
『……ねぇ…
アソボ……』
ベタッ!
フロントガラスに小さな手形が一つ。
「うわぁ!!」
ただの噂話しが、まさかこの場で遭遇する事になるとは思いもしなかった二人は忽ちにパニックに陥る。
それでもフロントガラスや、窓ガラスに次から次へと小さな子供の手形が入っていく。
「うわぁああ!うわぁああ!」
運転している男は悲鳴を上げながら何度も何度もブレーキを踏み込む。
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