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「……お前、俺の縛りを解いてよかったのか?」
「……………………」
……………………。
「ああああああああっ!?」
ややややややばいよ!? 縛り解いちゃった!? 危ないよ、マジで危ないよ!? 汚さで我を忘れて――
「……お前、ドジなのか?」
「!? ちっ、違うもん!? ちょ、ちょっとあなたを信用してあげただけだもん!?」
嘘だよ! 信用も信頼もゼロだよ!? 売り言葉に買い言葉だよ!
どうしよう、変なことされるまえに先ずは警察!? いや、とりあえずここからだしちゃダメ!? 出た瞬間襲われるかも!
いっそもう大声で助けを――
「……“信……用”……?」
「……?」
なんだろう。なんか凄く驚いたような声だなぁ。
「……プッ、あ、アハハハハハハッ! アハハハハハハッ!」
「なっ!? なんで笑ってるわけ!?」
「だっ……だってお前……色々と規格外過ぎて……アハハハハハハッ! 出会って２時間の全く知らない男を“信用”って……俺なら即警察ものなのに……アハハハハハハッ!」
「もしもし警察ですかッ!?」
「ごめんなさい土下座しますから通報は止めてぇ!?」
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