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次の日、いつも通りに薬の密売を終えてその周辺を軽くうろついていると、後ろから肩を叩かれる。
俺は後ろに振り返ると、そこにはアルが立っていた。
「今日の仕事はもう終わったのか?流星」
「あぁ、最近はペースが早いからいつもこんな感じだよ」
ちなみにアルが言った流星とは俺の名前のことだ。
本名『結城流星(ユウキリュウセイ)』
俺を捨てた親が付けた名前だが、それなりに気に入っている。
「じゃあ、少し俺に付き合えよ!どうせ暇なんだろ?」
アルは何故だか勝手に人のことを暇だと決め付けて、俺の腕を引っ張っていく。
まあ、暇だから良いけどな…。
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