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『五月雨』
この街に降る五月雨に
君との想い出が胸を霞める
出逢いがあれば別れがあると
ある時君が言ったけれど
いつになっても慣れない
笑顔でいる君は
過去の君で
幻が魅せた夢
夜空にかき消えいくさざ波の砂
そこに二人で書いた言葉
今も胸に残る
お願いです神様
どうか時を戻して
どんなに傷付く明日でも
君が傍にいてくれたから
君だけが僕を幸せにしてくれると
信じていた
そんな君は消えてしまった
君を追いかけることが
出来ればよかったのだけれど
もう君は手が届かない場所へ
逝ってしまったんだね
何も言わずそばにいてくれた
明日へ進む道標になってくれた
どこまでも思いは届かないけど
君を死ぬまで忘れない
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