願い-ミカヤ-

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少し照れ臭そうにしながらもそのまっすぐな瞳を一瞬も逸らすことなく私を見てくれてる。 とても暖かく、幸せを感じた。 「似合ってる」 周りの歓声に打ち消されそうな彼の突然な言葉に私は少し驚いた。 彼は私に左の手を差し延べて来た。 恥ずかしそうに彼の左の手の上に自分の右の手を乗せた私を彼は迎えに来てくれたかのように静かに笑ってくれた。 気付くと手の震えが止まってた。 ここにもあった、手の震えを止める方法。 大好きな彼が。
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