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『ちゃーすっ!』
朝っぱらなのに、美紀は昼間かのようなテンションでもうすでに来ている、花井君と阿部くんと泉君に話しかけた。
まぁ、皆が俺の的だから、軽く美紀の服を引っ張り慌てる美紀をつれて、ベンチに向かった。
『ちょっと…廉っ!?』
「あっごめん、なさい。」
『なんで、引っ張んねん!』
君が好きで、他の皆も君が好きだから近付けたくない。…なんて言えない。
だから、俺は適当な理由をアタフタして口をパクパクとさせながら話した。
「監督が、お、おにぎりの事…志賀先生っ『あ~!!!!!』
言い終わる前に、美紀はおにぎりの具を取りに行くといって飛び出してしまった。
ほっ…としたのもつかの間、さっきの三人がこっちへ来たから…。
阿部「なんで、美紀持ってくんだよー」
泉「そうだ!朝、一緒に登校出来るだけ、有り難いと思え」
「でも、美紀の事、俺好き…。」
「「俺も」」
全員挙手…。ほらね。こんなにいたら、俺なんか美紀の眼中からはみ出すじゃないか…。
花井「ごきげんよう!」
西浦ナイン全員が、花井に目線を向けた。
そして…
「「はぁ!!!!!???」」
と叫んだ
だって、美紀が降ろさんかい!とかいって赤くなりながら暴れていたから………花井君にお姫様抱っこされて。
あのあと、田島君と水谷君は、花井君に飛び掛かってた。
…………はやくしないと。美紀、とられちゃうよ…。
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