ストーリー(仮)

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『東方物書集~The Happy Priestess.』     宝船の一件も無事に片付き、幻想郷には着々と梅雨の足音が近付いていた。 そんなある日の事、博麗霊夢は、茶を集りに来た霧雨魔理沙、分社の様子を見に来た東風谷早苗等から一冊の冊子について話を聞く。 物書集──そんなタイトルの付いたそれの内容は、どうにも仏を題材にした小話を纏めた短編集のようだ。これが幻想郷一帯に出回っているらしい。 霊夢からすれば微塵も興味の湧かない代物であったが、魔理沙早苗──特に早苗は、これは問題のある書物だと言う。 何でも呪い的なものが掛かっており、耐性の無い人妖が読むと知らずの内に仏へ信仰心を持ってしまう…… これは、ただでさえ信仰心の不足している博麗神社には脅威である。 霊夢は宝船で関わった聖人一派の仕業ではないかと疑ったが、先程魔理沙が確認しに行ったところ、違うと否定されたらしい。 少し話し合った後、信仰が減る事に憤慨する巫女と風祝は、面白がっている魔法使いを巻き込んで空へと飛び立った。 この冊子の作者を探す為に……    
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