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次は家庭の時間だっけ。
…ハッキリ言ってダルいのな…
なんか作ったりするんならまだしも、授業だけとなるともう…眠くなっちまうぜ。
けど授業サボるなんてマネは俺には出来ねぇし、仕方ないよな。
「オイ、野球バカのクセに何鬱になってやがる?」
聞こえてきたのは…
「獄寺っ!」
突っ伏してた机からガバッと起き上がった。
獄寺は“いっつも寝てっからバカになんだよ。”と俺をからかう。俺はソレも、愛情表現の一つなんだと思って一切気にしてないように(実際気にしてないんだけど)ハハハッと軽く笑って受け流す。
それが俺たちの日常で、今までからもそうだった。だけど、気持ち的には今までよりも幸せなのな…。
俺たちは付き合ってる。と言うより昨日から付き合い始めた。
俺が決死の覚悟で獄寺に告白して、獄寺も俺のこと、好きだって言ってくれて。
だから今日、こんな風にたわいもない話ですら、いつも以上に嬉しいんだ。
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