彼女は突然に…

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とある高校…一つの教室から怒鳴り声が聞こえた。 「だから言っただろ、5人しか殴ってないって。」 「そうじゃないだろ。いろいろ迷惑かけてるんだぞ!ちなみに5人じゃなく10人だ。」 「うるさいなぁ。どうでもいいだろ。」 「いいと思うな。もっと考えて物事を行え!」 高崎和也は松原先生の今の言葉には言い訳ができなかった。 「高崎…。自分の事を他人事のように思ってないか?」 和也は窓の外をみた。風の向きに規則正しく進んでいく雲は形を変えて浮かんでいた。
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