彼女は突然に…

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「俺はこれから、どうしていけばいい。」 和也は暗い天井を見上げた。 誰も教えてくれない。わかっている。でも自信がない。自分の出した答えに…。 和也は、いつの間にか眠りについていた。 「お兄ちゃん?そこで寝てたら風邪ひくよ。」 妹の玲奈(れいな)は和也の頬を思い切り叩いた。 「ギャアァァ。」 「喧嘩してあざが出来てるの知ってるからね。」 「ご飯、できたよ。」 「あっそうか。って痛いんだよ。」 和也は、心の中の嬉しさを出さないように叫んだ。
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