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一方台所では……
クウ『くしゅん………』
イズナ『クウさん、大丈夫ですか?』
噂をされているとはいざしらず、イズナに料理の手ほどきを受けていた。
クウ『大丈夫…です………しょうゆってどれですか?』
イズナ『醤油はこちらですよ。初めてでこんなに出来るなら私が教える事は多くはなさそうですね。』
現在、晩御飯に出す肉じゃがを作っているがクウの作業の速さにイズナも絶賛していたが………
クウ『あ…………』
イズナ『あら…』
少しどころかかなり多く醤油を入れてしまったようだ。
少し固まってしまったがクウは一言で沈黙を破った。
クウ『まぁ……いいや……次は何を入れるの……?』
イズナ『え……あぁ、次はですね…』
調味料の分量を気にするように教えなければならないと誓うイズナであった。
一方ヤクモ達は太白神社を見回っていた。
カイ『広いなぁ………』
ユウ『そうだね。それにいろんな資料もあるみたいだね。』
ヤクモ『そこまで広くはないと思うんだけどな。まぁ、これで一通り案内は終わりだよ。』
案内を終えたヤクモ達は居間でくつろいでいた。
何をするわけでも無く沈黙が続いたが外から聞こえた轟音で沈黙は破られた。
ヤクモ『な……なんだ!』
ヤクモが居間を飛び出し轟音がした方へ向かい、カイとユウも慌てて後を追った。
クウ『わっ………』
イズナ『クウ様、止まってください。』
そこには暴走するスクーターに乗ったクウと近づけず慌てるイズナの姿があった。
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