いずれくる絶望に向けて…

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僕は記憶が欠落してる……理由は分からない、リクが言うには僕は社の陣から現れたらしい…… 初めて会ったコゲンタにも違和感を感じなかった。式神を知っているらしい…… 最近…変な夢を見る……子供と大人が言い合ってる……子供は僕に少し似ている…でも、雰囲気が僕と違う…… 子供『何故です!何故僕に力を授けてくれないのですか!』 大人『--……お前には授ける事は出来ぬ……お前は力を求め過ぎだ……』 子供『力を求める事の何がいけないのです!力を求めないクウに授けたところで天・地・神に邪極神を滅する力を与えられる訳がありません!!』 僕の名前……それに力…邪極神………この子供は…僕の何なんだ……それにあの大人の人も……誰なんだろう……それに天・地・神…天流、地流、神流を指してるはず………なら…僕はどれに属してるんだろう……それともどれにも属していないのだろうか…… いつもはここで終わるのに今夜は続きがあった…… 子供『僕は絶対に認めない!クウは確かに実力はあります……しかし、力を授かるには無欲過ぎます!闘いに無関心過ぎます!そんなクウが闘神士と式神に力を与えられる訳がない!!』 大人『いい加減にしろ!その考えがお前に力を授けられぬ理由なのだ!!今夜は下がれ!そして、考え治すがいい!!』 子供『父上!』 父上……あの人……子供の父親だったんだ……なら……僕は…… カイ『うわぁぁぁぁぁぁぁ!!』 夢はそこで終わり目を覚ました途端、カイが起き上がった…… クウ『カイ?』 僕は心配になって声をかけた……
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