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~自由時間~
洗濯物を干した後はとくにする事も無いから、この日はテンとジンを洗う事にしたんだけど………
クウ『テン、ジン。体洗うよ………テン!逃げないでよ。』
ジンはすぐに来てくれるんだけど………テンは体を洗うのが嫌いみたいですぐに逃げちゃうんだ……
クウ『仕方ない、ジン。先に洗おうね。』
ジンを抱き抱えてお風呂場でしっかりと土で汚れた体を洗う。ジンはよく泥や土埃で汚れてやってくる綺麗にするのも一苦労なんだ。
クウ『よし、出来た。次はテンだね。』
洗い終えたジンの体をきちんと乾かして、逃げたテンを探す。
早く見つけないと洗う時間が無くなっちゃうから急いで探さないと………
~30分後~
クウ『つ……捕まらない……テン、どこに隠れたの……』
早く見つけないとカイ達が帰ってきちゃう……
カイ達に迷惑かけられないし早く見つけなきゃ……
クウ『あっ、テン。見つけた!』
僕はテンに飛び掛かった後、謎の激痛とともに目の前が真っ暗になった。
~かなりの時間が過ぎ~
リク『ただいま。』
カイ『ただいま………クウ!?どうしたんだ!』
二人の声がぼんやりと聞こえてきた頃、僕の意識はうっすらと目覚めた。
クウ『あ…………お帰りなさい………あれ、テンは?』
カイ『俺達が帰ってきた時からクウしかいなかったぞ』
クウ『え?でも……確かにテンに飛び掛かって捕まえたと思ったのに……』
あの後、二人より先に僕を見つけたツクミがテンを捕まえて洗ったらしくて、僕はその場で頭を打って気絶していたらしい。
後は皆で夕ご飯を食べて、お風呂に入って、眠りにつく。
色々と慌ただしい一日だけど……僕はカイ達と一緒にいられて幸せです。
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