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ドトウ『どうしたのだ、ソラ………』
ソラ『うわぁぁぁぁぁ!!』
ドトウ『ムッ………人を見るなり悲鳴を上げるのは流石に失礼ではないか?』
この人が先程少しだけ出てきた土行王のドトウさん。
彼については全く情報が無く、ボクが一派に入る前からいた新たな土行王ということしかわかりません。
ソラ『此処、ボクの部屋ですよ!音も無く勝手に入室されて、いつの間にか背後に立たれたらボクだって悲鳴の一つや二つ上げますよ!』
とにかく、この人は神出鬼没な方でいつ何処から現れるのか全く予想できません。
ボクは何度も注意しましたよ、勝手に人の部屋に入るなと気配を消して背後に立つなと!
その度ドトウさんは……
ドトウ『すまなかったな、以後気をつける』
なんて、真面目な顔して言うから安心してたらまた再犯するんです。
ボクだって年頃の男の子、勝手に部屋に入られると非常に腹立たしいんです。
ソラ『本っっっっ当に止めて下さいよ!!』
ドトウ『ウ……ウム……承知した。以後気をつける……』
あ、今回は効果あったかもこれで次はしなくなりますね。よかった、悩みの種が一つ無くなりました。
ドトウ『それで、話を戻すが……何があったのだ?』
ソラ『それがですね………カゲロウさんと単細胞が喧嘩してて……ウンリュウさんがまた呪文のようにマホロバ様の名前を呼んでるんです……』
神出鬼没なところを除けば真面目な方なので安心して相談出来ます。
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