序章~事の始まり~

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 「でも納得できないわね。私についてきて何をしようとしてたのか気になる」 腰に手をあてて美代は目を細める。まだ洋介のことを疑っているようだ。やれやれ、まだ僕の言っていることが信じられないのか。 仕方ない、といったふうに彼はかぶりを振り、彼女のほうに向き返る。
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