序章~事の始まり~

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その廊下の途中にある階段の踊場で、彼は自動小銃で武装した女子高生にからまれていた。 容姿端麗で、何の起伏も感じられない表情。華奢な体つきには似合わない自動小銃。トリガーには繊細な指がかかり、状況次第でいとも簡単に殺傷できるようにしている。いわば彼の命運は彼女の手中にあるわけだ。
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