初めての自我

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ん……ここは何処だろう? うーん…なんか暗いな あっ…人だ ?「小悪魔そこの本を取ってきて」 小悪魔「わかりました。」 フヨフヨ あの人は小悪魔って言うのか… 小悪魔「これね」 ある古ぼけた本をそっと手にとった 小悪魔「パチュリー様これで良いですか?」 パチュリー「えぇ…助かったわ」 ……この人はパチュリーって名前なのか パチュリー「…ふぅ読み終わった」 そして小悪魔が持ってきた本に手を掛けた パチュリー「あれ…?」 パラパラ そう思うのも無理はない なんせ、全てが真っ白…空白なのだから そしてついに最後のページへとたどり着いた そこには怪しげな魔方陣が描かれていた パチュリー「……何かしら」 魔方陣へ手を置き魔力を流し込んだその時 異常と言うほどの発光現象が起きた そう例えるなら圧縮していたものが急激に元の状態へと戻っていると言うべきか そしていつしか発光現象も終わっていた パチュリー「いったいなんだったのよ…ん?」 目の前にはだいたい20cmの人形と先ほど発光現象を起こした本があった パチュリー「………これは」
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