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今日会うダンナは 俺のことを
食べたいぐらい好きだと言う
柔らかい部位も 固い部位も
メニューにのっている
人は自分が食べたものになる
それが何だか 知ってるだろ
俺の一部だ
刃は鈍いままで良い
ひどい出血で 具合が悪い
薄れゆく意識のなか 必死に
俺は痙攣をこらえ 食べつづける
すごく味付けがいいんだ フランベしてある
磁器の皿に盛り付けも美しく
上等のワインに 繊細な灯りとくれば
時間をかけて文化を楽しむとしよう
人は 自分が食べたものになる
それが何だか 知ってるだろ
俺の一部だ
叫び声が 天まで響くだろう
それは 天使の群れを貫通し
天上の雲間から 羽の肉片が
金切り声とともに 幼い頃の俺に降り注ぐ
RAMMSTEIN の MAIN TEIL という曲です。
最後まで見て頂きありがとうございました。
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