学園

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  「ふぅ。ここからは歩きね」 学園が見える位置の路地裏に転移したセリスは、顔を上げた。 「かなりでかいわね…」 学園の大きさに感動していたセリスは、表の通りへ出た。 しばらく歩いていると、他の学生も見える。 セリスは、その学生達にジロジロと見られていた。 (ちゃんと色は、変わってる筈よね…?) セリスのその考えも杞憂となった。 「き、綺麗だ…」 等と聞こえてきたからだ。 (やっぱり汚いわね…) セリスが学園に着くまでの間、男女問わず、その様な声が絶えなかった。  
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