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「だから、お前には仲間が必要だ。学園で、お前を受け入れてくれる者を探せ。それが今回の任務…。いや、俺の願いだ」
「そこまで言うなら…。分かった…」
セリスは義父に、笑って答えた。
「よし!髪と瞳は茶色にするからな。
《カラーエンチャント》」
義父が魔法を唱えると、セリスの髪と瞳が茶色に変わった。
「ち、ちょっと!!いきなり変えないでよ!」
急に変えられ、怒るセリス。
「ほら、善は急げと言うだろう?ちなみに、手続きは終っているからな。後、入学式は明日だ」
「あ、明日!?それに手続きは終ってるって…。最初から私の拒否権ないじゃない!!」
「まぁな。後、使える属性は、火にでもしておけよ。闇属性が使える人間は、セリス…。お前だけなんだからな」
「それくらい、分かってるわよ…。それじゃあ、私は明日に備えて寝ます。お休みなさい…。お義父さん」
そう言って、セリスは部屋を出て行った。
「お義父さん…。か…」
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