衝撃

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病院に到着。 そのまま担架で救命に運ばれ、医師からも意識確認をされる。 「事故の瞬間も覚えてるし、意識もあるし痛みも無い。DVDも返しに行かなきゃいけないし、今日帰れますか?」 と尋ねた。 すると、 「まずは骨が出てる部分を縫わせてください。意識もハッキリされてますし、帰れると思います。」 と、言われたので自分の中でたいしたこと無いんだと思っていた。 縫われるときも不思議と痛みが全く無かった。 じゃあ帰ろ~思ったら、レントゲンとCTだけ撮って欲しいと言われ撮影室に車いすで運ばれる。 帰ると言っていたが、右足の痛みが激しく歩くのはキツかった。 しかし先輩との約束をバックれるわけにもいかない、彼女にも心配をかけてしまう、など色々考えてしまい帰る決断をしていた。 レントゲン台に乗るときも、足の痛みでかなりキツかったが入院なんて言われたらたまらないとヤセ我慢して、何でも無いフリをした。 足、腰、首、顔と全身を撮影。 そして医者に呼ばれた。
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