777人が本棚に入れています
本棚に追加
/532ページ
「どうもぉ、仲良くやってる?」
喜恵ちゃんのお母さんがお菓子とお茶を持ってやって来た。
「お邪魔してます」
「宗一郎君ありがとねぇ、こんなのと友達になってくれて。こら喜恵!!またアンタ部屋オイルだらけにして!!」
「はあぁ…!」
「『はあぁ…!』じゃない!!そんなポージングとってないで人の話聞きなさい!!ホントごめんなさいねぇ宗一郎君」
「大丈夫です。大概の事には慣れてます」
「急にこんな事始めだして…、反抗期かしらね…?」
「何をもって反抗期と判断しました?」
「おう邪魔するぜぃ!」
次に入って来たのは喜恵ちゃんのお父さん。植木屋さんをやってる。
「ハッハッハ!!またずいぶんムキムキになったモンだな!!体を鍛えるこたぁいいこった!!」
「こんなムキムキだとモテない…、でも筋トレが止まらない…」
「まぁ若いってのはそんなもんだ!!これ以上やっちゃあダメだと思ってても止まらない!!オレも若い頃は母ちゃんが『もうダメ』って悲鳴あげても毎晩毎晩…!」
「アンタ!!」
「照れんな母ちゃん!!それで喜恵こさえたんだから!!ハッハッハ!!」
喜恵パパの性格は見て分かる通り、お気楽シモネタオヤジである。
最初のコメントを投稿しよう!