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「遅い……ソフト部今日は練習長引いてるのか??…………まさか…朝のが本当になってるんじゃ……。」
野球部は練習が終わり、隼人とも別れ、蓮は校門でいつものように葵を待っていた。
「……ちょっと見に行ってみるか…。」
ソフト部の様子を見に、蓮はソフト部のグラウンドに向かった。
「…声がしない…今終わったのか??」
木の影からグラウンドを除いてみると、なにやら部員がホームベースのところに集まっている。蓮が近付いて行ってみると、部員のほとんどが泣いていた。
「なぁソフト部、練習はもう終わったのか??」
蓮が話し掛けると、部員が集まっている中心で下を向いたまま、人より泣いていた1年生らしい子が顔をあげた。
「どうしたんだ?それより…井上葵はいるか??」
蓮のその言葉にビクッと反応して、目を逸らした。
「……どうした??」
様子がおかしいと思い、蓮は部員の集まりの中心いらへんを見てみるとそこには…………
ホームベースに赤い斑点が散らばっていた……………―――
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