無くした記憶1

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・ ・ ・ ・ ・ ・ 「そんじゃあ、今日はこれで終わり!!みんな、午後も活頑張るんだょ!」 「はい!」 越智の言葉にクラスのみんなが返事をする。越智は満足そうにニコッと笑うと、手をパンと叩く。 「解散!!」 その合図で、みんなそれぞれ部活に行った。 「葵!行こう!!」 『うん!待ってて!!』 葵も、千佳に呼ばれ部活のバッグを持って教室を出ようとした時、蓮に呼ばれた。 「葵!!」 葵は振り返って蓮の方を見る。 『何?』 「今日6時だから!」 『わかった!校門でね!!』 それだけ言葉を交わして、2人は部活に向かった。 これが悲劇の始まりになるとは…… ――まだ誰も知らなかった……――    
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